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ラグビー

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第22回愛知県中学生ラグビー大会優勝!

 written by 伊藤 大輔 投稿日時:2011/11/07(月) 14:49

 残り5分までリードされ続ける苦しい展開。1PG、1トライを許した後連続2トライをあげ追い上げムードだった。しかし残り5分で自陣22m内中央でペナルティーを犯し、PGを決められ6点差。直後キックオフから連続攻撃で左隅にトライ。コンバージョンキックが決まらず22-23。レフリーが残り時間1分とコール。キックオフのレシーブから再び連続攻撃。相手の反則もあり敵陣深く攻め込む。FWがタテをつくもなかなかインゴールへ届かず、BKに展開ウィングまでボールが回り相手選手二人にタックルを受けながらもトライ。コンバージョンも決まり29-23でノーサイド。

 今シーズンを象徴したかのような決勝戦だった。雪の新人戦準決勝で脆さを露呈。イーストリーグで優勝したものの、市総体での逆転負け。夏合宿で新たなチャレンジをして自信をつけて臨んだ秋の県大会。彼らが歩んできた道は平らではなく、大きくうねっていた。しかしここまで多様なゲーム、大きな変革を経験し成長を続けたチームはなかった。予想や想定をいい意味で裏切ってくれたチームだ。
 

 もちろん力のあるチームだった。3年生の人数の多さ、体格、タレント。他チームから羨む声を何度もきいている。皆素直だし、練習にもよく来た。自分が所属する学年でもあり正直肩入れしている。保護者からのサポートも厚く、いろんな面で支えてもらった。何よりもうれしいのは未だにほぼ全員が練習に来ていること。次のステージを意識していること。15人制になりより多くのメンバーが練習にゲームに参加できている。仲間をさらに増やして大きな舞台を目指してほしい。

更新が遅くなってしまったことをお詫びします。
 

第9回イーストリーグ優勝

 written by 伊藤 大輔 投稿日時:2011/04/18(月) 13:34

 心揺さぶられる試合だった。4/17(日)守山東中学校にて瀬戸南山中学校とのイーストリーグ決勝戦が行なわれた。創部以来のライバル関係の2校。見事なまでにスタイルが対照的である。展開の南山、タテの名古屋。北陵との準決勝を終え、やるべきことははっきりしていた。弱点克服やコンビネーションの確認より、自らのこだわりに磨きをかけること。河原でのattack&deffenceは学年・ポジション入り乱れた肉弾戦した。天候が悪い日も激しくぶつかり合った。皆、体のどこかを痛めていた。
 試合はいきなり2トライを先制される厳しい展開。攻め込んでのミスorタッチ→相手ボール→大きく外へ展開→振り切られトライ。このまま点差を広げられるかと諦めがよぎってしまった。「激しいコンタクト練習はひかえておけばよかったか?」「無難なディフェンスを教えておけばよかったか?」と。しかし少しずつ変化が現われる。ゲインラインを切れなかったセンター陣が2人にマークされながらもディフェンスラインに食い込み出す。FWのセカンド攻撃も倒れずに進む距離が伸び、サポートプレイヤーも立ってボールに働きかけ続けた。前半の最後は両チームの意地のぶつかり合い。とりきれず南山に軍配が上がった、勝機が見えた気がした。
 ハーフタイムの指示はディフェンス時のボールの追い方とアタックは一発でとろうとせずシンプルに攻め続けることの2点。後半開始早々、またもや先制される(この南山の攻撃は見事だった)。再び諦めがよぎってしまった。怒涛の攻撃を続けるも後一歩が及ばず時間が過ぎた。しかし誰も諦めていなかった。ベンチから交代した選手、出番待ちの選手から必死の声が飛ぶ。途中出場した選手全員が率先して走り、ボールを追いかけた。引っ張られるように疲れているはずの選手も前へとプレッシャーをかけた。ディフェンスがはまりだす。相手のミスを誘う。ボールが地面に触れずに空中で手から手へとつながりだす。逆転のトライもディフェンスから生まれ、押さえたのはタックルで悩むウィングだった。しかもタッチ際ではなく、しつこくボールへ近づき働きかけた末の中央へのトライだった。
 本当に熱く、激しい試合だった。大きな怪我をしてしまった選手も痛みに耐えながら試合の展開を最後まで案じてくれた。2度も諦めがよぎってしまった自分を恥ずかしく思うのと同時にそれを選手たちがプレーで覆してくれたことで嬉しさと誇らしさがこみ上げた。練習試合を終えたばかりの高1、2諸君、OBのO君、新中1の2人、たくさんの保護者の皆様、そしてもちろ好敵手南中、あらゆることが積み重なり全てがチームを後押ししてくれたおかげの結果だと思う。本当にありがとう。
 スタッフの責務は彼らの成長を止めないこと。次をめざそう。

聖光学院との定期交流戦

 written by 伊藤 大輔 投稿日時:2011/03/01(火) 13:27

 今年度もいよいよ終わろうとしている。聖光学院との交流戦を迎えるといつもそう感じる。今回は名古屋学院大学に会場をお借りした。大学生の部員、コーチをはじめ関係者の皆様にまずは感謝したい。

 中3のゲームはやはり練習・体力不足が露呈してしまった。ブレイクダウンでの激しさも相手が勝っていた。彼らがタレントに甘んじず努力を重ねて、来年は圧倒してくれると信じている。(ゲームは26-12で勝利)

 中2チームは昨年のリベンジを果たし、完封。その週から取り組んでいた高い位置(ポイントに近い位置)からボールを動かして、仕掛けることをゲーム中に何度かチャレンジできた。精度はまだまだだが「前に出る」という点で大きな効果を生んでくれる。一方ボールへの執着心、丁寧な扱いはまだまだ継続課題である。

 中1はしばらく試合から遠ざかっていたためか、この日をかなり待ち望んでいたようである。前半は何よりも元気で相手に圧倒されていた。聖光ベンチも中1の奮闘にかなり盛り上がった。全員が一列に座って最下級生を応援する姿勢はチームとして気持ちの良い光景だった。後半にはようやく名古屋ベンチも1つになり、二木先生の喝にあと押しされた1年生たちは自信と元気を取り戻した。あと一歩及ばなかったが、この日のベストマッチだった。

 聖光学院とのお付き合いはもう7,8年になるだろうか。毎年感じるのは、チームとしてのまとまり。何本とられても常に前向き。誰かを責めたり、文句を言う選手はひとりもいない。寮で暮らしている生徒が多いのでそこから生まれる連帯感もあるのでは。勝ち負けも大切だけど、それ以外に大切にするべきものを彼らは知っているのだろう。気持ちの良いチームだ。

新人戦終了

 written by 伊藤 大輔 投稿日時:2011/02/07(月) 18:35

 新チーム(1,2年生)での新人戦が終わった。この大会期間中、練習メニューは調整やコンビネーションの確認中心ではなく、フィジカルトレーニングや激しいコンタクト練習が多かったにも関わらず、休む者の少なくよく練習してくれた。現中3はタレント揃いのスター軍団(そのタレントも彼らは努力で獲得したのだが)。その彼らを相手にしたアタック・ディフェンスは当たり負けたり、抜かれたり、簡単にターンオーバーされたりとなかなか思い通りにならない日々が続いた。しかし新チームのメンバーたちは腐ることはなかった。元々体格的には恵まれており、3年生相手に練習を繰り返せば、当然逞しくなっていった。簡単に倒れていたFWは、突破力に磨きがかかり、ボールもよくつながるようになった。BKはタックルが格段によくなり、持ち込んだボールをBKだけでもリサイクルできるようになった。1年生たちはプレーの中に闘争心が垣間見えるようになった。
 これらの変化の要因の1つには、彼らの素直さがあげられる。先輩への憧れ、負けたくないの一心でタックル命になった者。同じポジションに大きな先輩がいることへのプレッシャーを感じながらも努力し続ける者。ギクシャクした仲間を気遣う者。ひたすら練習用具の準備・片付けをする者。帰宅後人知れず走りこみをする者。これからもひたむきさを忘れないで欲しい。
 しかし,まだまだこれからのチーム。準決勝戦で思い知らされた。FWも相手の低いタックルに差し込まれ前に出れず、ボールキープもままならなかった。BKはラインが浅くなり攻撃に迫力がなくなった。雪のせいにはできない。相手がより「チーム」だったということ。本物のチームになるべく練習あるのみ。

感謝

 written by 伊藤 大輔 投稿日時:2010/11/08(月) 19:34

 2ヶ月にも及んだ第21回愛知県中学生ラグビー大会が幕を閉じました。名古屋中学校ラグビー部は優勝という、結果としては最高の形で終えることができました。身に余る光栄です。まずは選手たち、そして保護者の皆様、対戦校や本大会に関わった方々、今は違う場所で活躍している後藤先生、中村先生を含むスタッフ一同、名古屋中学校を応援していただいた全ての方に感謝します。本当にありがとうございました。改めてラグビーというスポーツのすばらしさ、楽しさ、尊さを感じることができたのも、このチームに関われたからこそ。幸せです。しかしこれに満足することなくより良いチーム作りに精進したいと思います。現チーム、特に中心となって引っ張ってくれた3年生が新たな道を切り開いてくれました。ここからが名古屋中学校ラグビーとしての真価が問われるところです。その重責を感じつつ邁進していきます。
 
 
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